今後、福岡は日本のシアトルとして発展することができるのでしょうか?

福岡は日本のシアトルを目指している?

 

日本のシアトルを目指して成長する福岡

 

福岡市は2102年にシアトルをモデルにした「スタートアップ都市・福岡」を宣言し、スタートアップ企業の誘致に積極的な取り組みをするようになりました。
日本経済を回す東京や大阪などの大都市の真似をするのではなく、世界を視野に入れたグローバルなビジネスの支援に積極的な特徴を持っています。

 

ここでいうグローバルとは海外向けの事業に限定せず、海外で成功したビジネスモデルや社風を取り入れる要素が含まれています。
簡単にまとめると、福岡は東京をお手本にすることからシアトルをお手本にすることに路線変更しました。

 

シアトルの特徴

 

福岡が目指しているシアトルはアメリカの西海岸にある大都市で、もっとも日本およびアジアから近い港があります。
シアトルの特徴をまとめました。

 

  • 第二のシリコンバレーと呼ばれている
  • Amazonやマイクロソフトなど世界的な大企業が本拠地を置いている
  • スタートアップ企業の聖地と呼ばれている
  • 人口は福岡市の半分ほど(60万人ほど)
  • 湾岸都市(アジア圏にもっとも近い港がある都市)
  • シリコンバレーの企業とビジネスや融資の話ができる距離(飛行機で1時間半)
  • コンパクトシティ
  • 住みやすい
  • 大学研究が盛ん
  • チャイナタウンがある
  • 性的マイノリティーが自由に表現できる

 

シアトルはアメリカ有数のビジネス街で、大企業からベンチャー企業まで多くの会社が拠点に選ぶ人気都市です。
福岡はシアトルのビジネス戦略に見本が多いことに加え、住みやすいコンパクトシティで湾岸都市など環境に多くの共通点があることに注目しました。

 

住みやすさやアジアの玄関口になる利便性をアピールし、シアトルのようにスタートアップ企業の誘致に積極的な取り組みをしています。
そして、日本や世界を代表するような大企業を誕生させることで、街全体の経済が循環することを目指しています。

 

 

 

また、シアトルの企業はシリコンバレーのベンチャーキャピタルから融資を受けて成功する事例が多いことです。
福岡も同様に、飛行機1時間程度で行ける東京の企業やベンチャーキャピタルを上手に使いながら企業が成長する方法が定番になっています。
全てを地域内で完結させるのではなく、融資やコンサルなどは実績のある大企業のサービスをフル活用するのがシアトル流のスタイルです。

 

将来的な懸念

 

将来的な課題に頭を悩ませる男性

 

福岡の魅力は家賃相場が安いにも関わらず便利で住みやすいことです。さらにアジアの玄関口になる湾岸都市ですので物流のコストでメリットが生じるケースが多いです。
環境による利点の多さが福岡に人気が集まる要因ですが、シアトルの場合は大企業を続々と生み出したことで弊害が発生しています。

 

企業誘致が進み、そこから大きな成長をした事例が増えれば、必然的に都市の人口は増加して道路渋滞が激しくなるものです。
結果的にシアトルは低コストで住みやすい街のメリットが薄れてしまいました。福岡も2012年からシアトルを目指すと宣言してから、スタートアップ企業が増えるなど着実に成果が出ています。

 

避けられない問題ではありますが、街全体がビジネスタウンとして成長すれば、一部で「住みにくくなった」「以前の方が良かった」など不満の声が増えていくかもしれません。

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